「毛」
関西では人文字の単語を伸ばす事が多く、
「け」ではなく「けぇ」と言う。
→発音はKと同じ。
愛すべきゲーハー(禿げ)がいるオーケストラは
全国にある事でしょう、
これは関西のオーケストラのお話。
指揮者がその奏者に問う。
「Kはありますか?」
※楽譜には練習番号(数字もしくはアルファベットがあり
休みの小節が長いと、休みの小節がまとまって書かれ、
Fがあった後60小節お休みで急にJが出てくる事もある。
ゲーハー奏者が楽譜を探す、
「K、K、けぇ、毛ぇ、、、すみません、ないです」
オーケストラが笑い始める(しばしばある場面なのです)。
A指揮者の反応
関西人ではない指揮者は何が起こっているのかわからず
沸くオーケストラにキョトン顔。
B指揮者の反応
皆の笑いに察知して、毛の無い奏者に聞いてしまった事に対して
指揮台から降りて顔を真っ赤にして「すっ、すいません!」
と頭を下げた。
ゲーハー奏者「そんなん謝られたら余計傷つくわ・・・」
C指揮者の反応
関西人ではない指揮者は何が起こっているのかわからず、
しかし彼はもう巨匠、急にオーケストラが笑い出しご機嫌斜め、
「Kくらいあるでしょう!怒」と怒号が飛ぶ、
オーケストラ爆笑、もう誰も止められない。
ゲーハー奏者「その毛ぇ(Kも)が無いねんて・・」
後日談。
ゲーハー奏者
「毛ぇはありますか?て、見たわかるやろ!
あいつ失礼な指揮者やな。
なんで『すいません、無いです』てこっちが謝らなあかんねん?
謝って欲しいのん俺の方やわ!・・いや余計傷つくけど。」
指揮者ってなかなか大変な仕事かもしれない。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。