指揮者ジョーク
ある男がオウムを買おうと
ペットショップに行った。
「良い子はいますか?」
店主は客を値踏みしながら一羽のオウムを見せ、
「こちらのオウム、夜の女王のアリアを歌う事が出来ます。
500ドルになりますが、、、いかがでしょう?」
「ほう、もっと凄いのはいないのかね?」
店主は、これは金を出しそうだと思い
「そ、それではこちらのオウムはいかがでしょう!
モーツァルトのオペラアリアならなんでも歌えます!
ただ、5000ドルですが、、いかがでしょう??」
「ほほう!いるじゃないか凄いのが!他には?」
店主は張り切って
「10000ドルですが、こちらのオウムは
ワーグナーの指輪全曲歌う事が出来ます!」
「もっと高いのもいるのかね?」
店主は言った。
「普段お見せはしないのですが、こちらに!
30000ドルのオウムがおります!」
「それは凄い。そのオウムは何が出来るのかね?」
「そうですね、何が出来る、というわけではないのですが・・」
「貴重な品種なのかね?!」
「あえて言うなら、うちの鳥達は皆そのオウムの事を
『マエストロ』と呼んでいます」
※解説
なかなかリアルな値段設定かもしれません。
日本で振っている邦人指揮者だと
10000ドルを越す人は多くありませんが、
欧米オケや歌劇場のタイトルを持つマエストロは高い。
何が出来る?歌は歌えない、楽器も弾けない、
そう、マエストロと呼ばれています。
歌手の値段設定も日本人価格では無いという事で。
※夜の女王のアリアとは、
モーツァルト『魔笛』に出てくるソプラノのアリア。
高い音が出てくるのでそれなりの難易度です。
※ワーグナーの指輪全曲、というのは
1つ3時間半として4つで約14時間かかる壮大なオペラ。
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