指揮者という人は音を出さないかわりに
指揮棒と全身を使って
「こうやって演奏して欲しい」
というのを表現する役割がある。
瞬時に小さな音を求める時に
楽譜にはp(ピアノ、小さい音で)と書いてあるけれど
奏者達が思っているよりももっと小さな音が欲しいとか
舞台の上の指揮者パフォーマンスの一つとしても
さっと手のひらを下に向け、身をかがめ
野球の審判の「セーフ」みたいなポーズを取る事が多い。
さて。
その曲で指揮者がもの凄い小さな音を求める場面は
テンポ(速さ)が変わる、プロの奏者達にもシビアな箇所だった。
勿論奏者全員、指揮に、指揮者に注目をしている。
来る、来る、もうすぐ例の、テンポがよくわかんないとこ!
次の瞬間、視界から指揮者が消えた。
オーケストラはもの凄く小さな音、
というか、急な出来事にフリーズする人が殆ど、
その後我に返ってわらわらと弾き始める奏者達、
いやしかし、崩壊寸前。
何が起きたのか。
小さな音を求めるあまり、急に指揮者がしゃがんだんですよ。。。
※指揮者は皆からよく見えるように指揮台に乗っている。
素人指揮者コーナーとかで子供が出てくると
全く見えないこともしばしば。
しゃがまれると指揮が見えないどころか指揮者も見えない。
テンポがわからない→勝手に弾くわけにはいかない→STOP
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。