2017年8月10日木曜日

音程あるんだよ

バスジョーク。


コントラバス奏者が自虐ネタを言い始めた。
「バスジョークってよく言われるんですよ〜
 ベースは音程のある打楽器とかね〜。」

それを聞いた1stバイオリン奏者は思わずこう言った。
「え、音程あるんだ?!」


※解説
音程のある打楽器、と言われるコントラバスですが
あって無いような奏者が多いのもコントラバス。
対して平気で失礼な発言をするのがバイオリン、
特に1stバイオリン奏者、なのでした。

2017年8月4日金曜日

ドはどこだ

打楽器奏者のお話。

グロッケンシュピールという楽器、
1オクターブ半くらいの短い鉄琴です。
いわゆる木琴などと同じく、
ピアノの白鍵に当たる部分と黒鍵に当たる部分が分かれていて、
台やケースに置いてあるので黒鍵だけ動かす事も可能、
なんだそうで。

その演奏会では♯や♭が無く黒鍵を使わない、
重いから!と思って黒鍵を置いて、
白鍵だけをケースに入れて持って行った打楽器奏者、
本番前にケースを開けて大事な事に気がついたそうで・・・

ドはどこだ(・▽・)?!


※白鍵だけの場合。
ピアノと違って鍵盤のブロックの大きさは違いますが
視覚的に黒鍵の位置で音を判断している為、
ただ並んでいる、印も無い鍵盤を見ると、
ドレミがどこスタートなんだかさっぱりわからなかった、
というわけでした。

2017年6月15日木曜日

4人がかりのシャコンヌ

びよら冗句。


バッハの名曲、無伴奏パルティータのシャコンヌ、
言わずと知れた、バイオリンの曲ですね。
これをヴィオラに編曲されたものがあります。
野平一郎編、4つのヴィオラの為のシャコンヌ。
題名の通り、4人のびよりすとで演奏するシャコンヌ。
そこで囁かれるびよら冗句がコチラ。


バイオリンは1人で演奏するシャコンヌ、
びよらでは4人がかり。


※この曲はヴィオラスペース2000の委嘱作品です。

2017年4月7日金曜日

英雄の生涯

びよら冗句

ある奏者が、頭の中に流れた曲の題名が思い出せず、
口ずさんで「この曲なんだっけ?」と聞いた。
するとそこにいたびよら奏者が答えた。
「あぁそれ、ひでおの生きがいだね」

※解説
リヒャルト・シュトラウスの作品に
『英雄の生涯』という曲があります。
読み方は勿論、えいゆうのしょうがい。
ひでおのいきがい、ではない。

余談になりますが
英雄の生涯はきらびやかなコンマスソロが有り、
そのコンマスソロがイケてなかったりすると
『英雄の障害』と囁かれます。シビア。

2017年2月5日日曜日

上手になること

オーケストラに入団して上手になること。

1stバイオリン奏者
鮮やかな弓さばき!
これは踏めくりの時に駆使される。

2ndバイオリン奏者
ワルツ。
仏の顔で弾けるようになる。
ん〜ぱっぱっ。

びよら奏者
弾いてるふり。

チェロ奏者
自動演奏モード。
チェロのソロが終わるとスイッチオン。

コントラバス奏者
楽譜の拡大コピー。
ちゃんと拡大率を覚えられるようになる。

2017年1月25日水曜日

カルテット、舟に乗る

各楽器ジョーク
ありがちな場面。


あるカルテットが手漕ぎボートに乗った。
漕ぎ手はびよら奏者と2ndバイオリン奏者。

1stバイオリン奏者。
遅刻した罰ゲームのびよら漕ぎ手と
自分からやると言った2nd漕ぎ手が漕ぐのだから
当然自分は漕ぐ必要は無いと思っている。

2ndバイオリン奏者。
他に漕ぎ手が居なさそうだったから
別にやりたくは無いけれど空気を読んだ。

びよら奏者。
遅刻してきた罰ゲームに漕ぎ手にされた。
「猫を助けてて!」とか「調弦してて!」
とか言い訳をしてみたけれど聞いて貰えなかった。

チェロ奏者。
漕ぐの面倒くさい。でもちょっと漕ぎ手もやってみたい。
いや〜キツそうだなー。やっぱいーや。

さて。

少しボートを進めた所でチェロ奏者がそわそわし始める。
「・・・ねぇ、ちょっと漕ぐの代わってくんない?」
あぁ、また始まったと思った2ndバイオリン奏者。
「良いですよ。どうぞ。」とオールを渡す。

「ぉお〜!漕ぐってこんな感じね!
 わっ!方向も変えられんじゃん!」
とはしゃぐチェロ奏者に、びよら奏者が
「あ、ちょっと、やめてって!ふざけないで!
 ほら、オールっていうのはね、こう、2人息を合わせて・・」
チェロ「うっせー!びよらは黙ってろ!」
びよら「びっ、びよらは今は関係ないでしょう!舟を漕ぐのはね!舟を・・」
チェロ「あぁもううるせーなぁ、もういーや、飽きた。代わって。」

やっぱりか、と思いつつ
「はい、代わりますね。」とオールを受け取る2nd奏者。
1stバイオリン奏者はマイペースに「景色綺麗だね〜」

ボートが進んだ所でびよら奏者がトチる。
2nd「びよら君、もう少し息を合わせましょう、さっき君が言ったように」
びよら「やってるんだよ、なのにボートが勝手に傾くんだ」
2nd「いや、漕いでるふりじゃなく、ちゃんと漕いで下さい」
びよら「・・・頑張ってる。頑張ってるけど漕げないんだー!」

どうのこうのやっているうちに舟が転覆してしまった。

1stバイオリン奏者。
びよらのした事だ。仕方が無い。
でも服が濡れた。高かったのに。とにかく岸に上がりたい。
「・・・先に岸行ってるね」
とスイスイ泳いで岸に向かう。

2ndバイオリン奏者。
まず全員の安否確認、よし大丈夫。
あれ?チェロ奏者の様子がおかしい?
「チェロ君、大丈夫ですか?ちょっとびよら君そんな・・・
 あー、1stさん、待ってー!先行かないでー!」
と、後ろ髪引かれつつ1stバイオリン奏者を追いかける。

びよら奏者。
転覆したのは自分のせいではない。舟か誰かのせい。
えっと、1stさんが岸に向かったって事は
とりあえず岸に行けば良いんだよね?
で、僕って泳げたんだっけ?

チェロ奏者。
「助けてくれ!僕は泳げないんだ!」

びよら奏者がチェロ奏者に言った。
「大丈夫だよ。泳いでるふりをすれば。」

2017年1月6日金曜日

それでも愛される指揮者

仕事の出来る指揮者と愛される指揮者は違う。
愛される指揮者はやはり人柄が重要なもので。
とある、おっちょこちょい愛され指揮者のお話。

カデンツ(指揮は振らない)途中で振り始めようとし
「(小声で)マエストロ、まだです!」
と、一番前の奏者に教えられる。

ややこしい現代曲、なんだかバラバラになってきて
合ってるんだか合っていないんだか、
指揮者は現在地を叫ぶ、
「(今は練習番号の)C!・・・くらい」
そんないい加減な情報ならいらないけど。。

どこ振ってるんだかわからなくなって
振りながら一番前の奏者に声をかける、
「ねぇ、今どこ?」「・・・131です」

本番で振り間違え、
「うわぁ!ごめんっ!」と叫ぶ
お客様に丸聞こえです。

リハで楽団員から指示を受ける。
楽「そこ、合ってないので練習して下さい。」
指「あとは?どうしたら良い?」
楽「・・・あと、あそこと、ここと、、」

最後に。

興奮して指揮台から落ちる。

愛される指揮者はその人柄です。

2017年1月5日木曜日

良いびよらはとても少ない

ヴィオリストは楽器を探している事が多い。
びよらは良い楽器がなかなか無いのですね。

新春の、芸能人格付け番組
→バイオリンとチェロによる総額28億円の調べ
びよらは無い。

その昔デパートで弦楽器展があった
→ウン億のバイオリン、ウン億のチェロ、ウン百万のびよら
最高級のびよらでも安い。

ま、そんなもんです。
本来ばよりんにお湯かけてチンしたんだもんね〜
※これはびよら冗句です。